こんにちは。Toma(@TomoSakura010)です。
みなさんは和風音楽を作る際に、どのような音源を使ったらよいか分からないことはありませんか?
意外と和風音源の情報はネット上で出回っていないことが多く、どの音源を買ったらいいのか僕自身は悩んでいました。
そこで僕の使っている和風音源について紹介したいと思います。
今回は和風音楽を作る際に、僕がほぼ確実に使うオススメの尺八音源、
「尺八 Shakuhachi Premier G」の紹介です。
まず
僕は学生時代に少しだけ尺八を演奏していたことがあるのですが、尺八って音を出すのがとても難しい楽器なんです。
絶妙なブレスコントロールで鳴らさなければ音すら出ず、最初の頃は無駄に息を出していて練習中によく酸欠になって気分が悪くなっていました。
そんな音を出すのが難しい尺八の音がいとも簡単に出せる音源、
「尺八 Shakuhachi Premier G」を初めて使った時には感動しました。
この音源はPremier Sound Factoryが出している尺八音源で、ただ鍵盤を弾いて音を鳴らすだけでもリアルな尺八の音が鳴ってくれるのが魅力です。
どのような音を出すことができるのかは、また後ほどご紹介していますので是非聴いてみてください。
「尺八 Shakuhachi Premier G」は、ネットで調べても販売会社のサイトでは紹介があるものの、
実際の使用者の声というのはあまり見かけないと思いますので、今回の記事では実際に僕が音源を触って弾いてみたりしています。
この音源の音や操作性などを感じてもらえたらと思います。
目次
尺八 Shakuhachi Premier G 公式サイト
公式サイトはこちら
公式サイトの方にも
「思うままに鍵盤を演奏するだけで、目の前に一流の尺八演奏家が現れる。
そんな斬新な音源を誕生させることができました。」
と書いてありますね。
公式サイトが公開しているyoutubeで実際の音色を確認することができます。
演奏者は三塚幸彦さん。
実際に演奏してるように作ってありますが、この音色は「尺八 Shakuhachi Premier G」です。
この音をほぼ調整なしに鳴らすことが可能です。
値段も10980(税別)円と高い音源ではないので、手を出しやすいのではないでしょうか。
収録楽器、音色
一尺六寸、一尺八寸、二尺三寸の3本の尺八の音色が収録されています。
一番上の一尺六寸の尺八がより高い音を出すことができ、下の二尺三寸の尺八が低音域をカバーします。
3本の尺八それぞれの音色は微妙に違い、一尺六寸の尺八は甲高い音色、二尺三寸の尺八は暖かい音色に感じます。
一尺八寸の尺八はその中間の音色ですね。
また音階の音以外に、SEも多数収録されています。
その他、付属のリバーブの性能も良いです。
奏法バリエーション
奏法は大きく分けて4つ。
すり上げ、慣用奏法、ムラ息、プラル
が収録されています。
またこれらはキースイッチでコントロールが可能で、リアルタイムに奏法を切り替えながらの演奏も可能です。
それぞれの奏法でどのように音が鳴ってくれるのか
動画を撮ったので参考にどうぞ。
すり上げ
慣用奏法
ムラ息
プラル
デメリット
「尺八 Shakuhachi Premier G」は非常に優秀な音源ですが、もちろん不得意な箇所などデメリットもあります。
その点もご紹介します。
細かく音色を作れない
音が出来上がっているため、元の音から細かく音色を変えることはできません。
この部分を削った分、鍵盤を弾くだけでリアルな音を出すことが可能なのだと思います。
この音源の音以外の尺八の音色が欲しい場合は、別の音源を考える必要があると思います。
トリルの奏法がない
上記で上げた4つの奏法、すり上げ、慣用奏法、ムラ息、プラル以外にもあれば便利だなと思う奏法がありました。
トリルですね。
尺八にかかせないトリルでの表現ができないのが痛い点でした。
鍵盤で弾いてもこれはリアルに鳴らせないので、搭載してほしかったと思ってます。
参考動画
奏法バリエーションの他、「尺八 Shakuhachi Premier G」の紹介動画を10分ちょいでまとめています。
音色の確認等、参考にしてみてください。
「尺八 Shakuhachi Premier G」使用楽曲紹介
「尺八 Shakuhachi premier G」を使って作曲した楽曲を1曲ご紹介します。
※「尺八 Shakuhachi Premier G」以外の音色も複数使用しています。
曲名は「和一閃」
2019年10月のM3で出した「和一閃」のアルバムに収録されています。
和一閃公式サイトはこちら ↓↓↓
今回はジャケットデザインを担当している夏ワタルさん(@summering26)のイラストメイキングとともにお送りいたします。
まとめ
今回は尺八音源「尺八 Shakuhachi Premier G」の紹介をしました。
僕自身かなり愛用している音源で、これがないと和風曲が作れないと思うほどです。
曲のメロディとしてメインで使うのもよし。
バックラインで和風の雰囲気を作り出すのもよし。
どのような場面でも使いやすく、活躍することは間違えない音源です。
今回の記事が、和風音源、尺八音源を探している方に少しでも参考になってくれたら嬉しいです。
それではまた~。