こんにちはToma(@TomoSakura010)です。
「和一閃」という和風インストアルバムを制作しています。
今日はそんな僕が和風の楽曲制作で使っている音源の紹介をしていきたいと思います。
これから和風楽曲を作ってみたい人におすすめですので、参考にしてください!
目次
「和一閃」で使用した和風音源について
和一閃シリーズを始めるにあたり、和風音源の購入を考えました。
Dawに元から入っている音源だけでは物足りないと感じたからです。
特に和風音楽を作るにあたり、尺八や琴の表現が 重要になってくると考えました。
それでは今回のシリーズで使用している和風音源について紹介していきます。
尺八音源
尺八 Shakuhachi Premier G
僕が尺八のメインとして使った音源です。
非常にリアルな尺八の音色を簡単に表現することができ、 尺八はこの音源があればまず間違いないでしょう。
リアルな音色、息遣い、静かな曲から激しい曲まで対応できる表現力。
そして何より細かい調整などせず、ただ音を打ち込むだけでいい手軽さを持ち合わせています。
デメリットではないですが、欲を言えばアーティキュレーションの種類が少ないことですね。
収録されているのはすり上げ、慣用表現、ムラ息、プラル
他にトリルなどがあればさらに表現の幅が広がったかなと思います。
「尺八 Shakuhachi Premier G」は別の記事で詳しく紹介しています。
興味がある方はこちらからどうぞ ↓↓↓
Quantum Leap RA (shakuhachi)
EastWestから出ている民族楽器を集めた音源。
この音源は和楽器だけでなく、世界の民族楽器を集めた音源集になっており、その中に尺八の音源も含まれています。
PremierGに比べると音のクオリティが落ちてしまいますが、尺八の音はしっかりなってくれます。
またアーティキュレーションも豊富で、キースイッチを切り替えながら打ち込むことによる表現力はとても良いと思います。
音自体使えるものなので、和楽器以外にも世界の民族音源を使いたい人にはRAはおすすめです。
Kontakt Factory Library (shakuhachi)
Kontakt Factory Library (shakuhachi)
Kontakt Library の中にも尺八の音色が入っています。
この音源は、Kontaktに標準で付属する大容量総合ライブラリーのFACTORY LIBRARY になります。
この音源に付属している尺八音源も、本アルバムで大活躍しました。
リアルな尺八の音ではないかもしれませんが、非常に目立つ音色でメロディラインにはまりやすく使い勝手は良かったです。
その他
他、大学の先輩が制作したオリジナルの尺八音源も使いました。
尺八を専門にしている先生の生演奏を収録した音源なので、こちらもキメで使うことで良い効果を作ってくれました。
尚、こちらはオリジナルのものなので購入はできません笑
琴音源
琴姫かぐや
今回は琴のメイン楽器として使いました。
使いやすく立ちやすい音色で、メロディラインからバックでの演奏まで頼りになる音源でした。
またアーティキュレーションも豊富で、16もの演奏モードを設定できます。
また音階などを自動で設定してくれるモードもあり、それを適用することで鍵盤の音が全て設定された音階でなってくれます。
そのおかげで、適当に打ち込むだけでも日本古来の琴演奏が表現することができます。
今回はそのモードを使わずに打ち込んだので、また次の機会に使ってみたいです。
Quantum Leap RA (koto)
尺八同様、RAの音源の中に収録されている琴音源を使用しました。
非常に力強い音色をならすことができ、メイン楽器として使った楽曲もあります。
ドライな音色なのでリバーブなどで音を作り込むことにより自分好みの音を出しやすいと思います。
またトリルなどのアーティキュレーションも収録されています。
三味線音源
Quantum Leap RA (syamisen)
尺八と琴同様、RAの音源の中に収録されている琴音源を使用しました。
三味線はメイン楽器として使うにはやや物足りない音ではありますが、バックでならすには十分でした。
今回のアルバムでは、他の楽器とユニゾンしたりし、音に厚みを与える役割で使用しました。
音自体もドライで良いので、多くの楽曲で使っています。
まとめ
今回は、和一閃で使用した和風音源の紹介をしてみました。
和風楽器はクセが強いので、専用音源がないとその音を表現することが難しいと感じます。
しかし和風音源って意外と持っている人が少ないのか、ネットで調べてみても和風を扱う音源は少ない印象で私自身も困っていました。
そのような方にこの記事が少しでも参考になればと思います。