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作曲と演奏

<音楽理論初心者向け>音符と休符 その2

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こんにちは!

楠木くすのきあやか(@Kusunoki_Ayaka)です。

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音楽理論について解説を進めていきます。

できるだけ内容は詰めすぎず、丁寧に説明していきたいと考えてますので

続けて読み進めていただければと思います。

 

今回は「音符と休符について その2」です。

前回の「音符と休符 その1」の続きになります。

 

こちらも読んでみてください。

 

 

今日はさらに音符と休符の形と長さを覚えていきましょう。

できるだけ内容は詰めすぎず、丁寧に説明していきたいと考えてますので

続けて読み進めていただければと思います。

 

 

音符と休符 その2

 

今回は付点音符・付点休符について理解していきましょう。

音符や休符の名前についている「付点」とはなんでしょうか。

 

たま(符頭)の右側に1つの点を付けた音符を「付点音符」

休符に右側に1つの点を付けた音符を「付点休符」と呼びます。

小さい点を「付点」と呼びます。

 

付点の説明

 

 

付点音符とは?

 

音符は形によって音の長さを表すもの、と前回説明しましたが

付点音符も音の長さを示しています。

 

付点音符の持つ長さ

 

付点がつくことにより、長さがこの図のように変化します。

 

付点はもとになっている音符の長さの1/2にあたります。

 

そのため、図のように付点音符の長さは1と1/2となります。

 

 

それでは音符の形、名前、長さを把握しましょう。

♩を1拍とした場合、以下のようにまとめることができます。

付点音符の割合

 

付点なし音符と付点音符を比較すると次のようになります。

 

付点音符の比較譜例

 

 

付点休符とは?

 

休符は休みの長さを表すものと前回説明しましたが

付点休符も休みの長さを示しています。

 

付点がつくことにより、長さが図のように変化します。

 

付点休符の持つ長さ

 

付点はもとになっている休符の長さの1/2にあたります。

 

そのため、図のように付点休符の長さは1と1/2となります。

 

 

それでは休符の形、名前、長さを把握しましょう。

♩を1拍とした場合、以下のようにまとめることができます。

 

付点休符の割合

 

 

補足説明

 

譜面は読みやすく、わかりやすく書くことが求められています。

これから紹介する例は両方とも誤まった書き方ではありませんが

読み手が読みやすいように工夫することが大切です。

 

付点休符をつけることでわかりにくくなる場合は使用しないことも必要です。

 

例えば、、、

付点を用いない記譜例

 

一方で付点音符、付点休符を使うことで拍とリズムがわかりやすくなることもあります。

 

付点音符を用いる記譜例

 

 

問題

 

最後に今回の内容が理解できているか確認しましょう。

解答と解説もこの記事にありますので答え合わせを行いましょう。

 

問題1

音符・休符の足し算、引き算です。

♩を1とした時、答えの長さに該当する音符、または休符を枠の中から選びましょう。

楽典2問題1

 

解答選択肢

楽典2問題1選択肢

 

 

問題2

バラバラになっている「はた(符鉤)」を1拍の大きさになるよう、

けた(連鉤)を使ってまとめてみましょう。

楽典2問題2

 

 

 

解答・解説

 

問題1

ここでは音符と休符の区別、音の長さを把握できているかの確認問題です。

楽典2問題1の回答

 

付点音符同士の足し算です。

四分音符を1とした時、

数字に置き換えると1.5+1.5になります。

解答は「3」となるので3の長さに該当する付点二分音符が答えになります。

 

付点音符同士の引き算です。

四分音符を1とした時、

付点二分音符は3、付点四分音符は1.5ですので3ー1.5になります。

解答は「1.5」となるので1.5の長さに該当する付点四分音符が答えになります。

 

付点音符同士の足し算です。

四分音符を1とした時、

付点八分音符は0.5になるので、数字に置き換えると0.75+0.75+1.5になります。

解答は「3」となるので3の長さに該当する二分音符が答えになります。

 

付点休符同士の足し算です。

四分音符を1とした時、これと同じ長さの休符は四分休符です。

四分休符を1とした時、

付点八分休符を数字に置き換えると0.75、なので0.75+0.75になります。

解答は「1.5」となるので1.5の長さに該当する四分休符が答えになります。

 

付点休符同士の足し算です。

四分休符を1とした時、

数字に置き換えると3+1.5になります。

解答は「1.5」となるので1.5の長さに該当する付点四分休符が答えになります。

 

付点休符同士の足し算・引き算です。

四分休符を1とした時、

数字に置き換えると3ー1.5+0.5になります。

解答は「2」となるので2の長さに該当する二分休符が答えになります。

 

 

問題2

ここでは正しく音符をけたで繋げて、拍とリズムの関係を整理することができるかの確認問題です。

楽典2問題2の解答

 

考え方は以下の通りです。

楽典2問題2の解答・解説

 

 

 

まとめ

 

今回は付点音符と付点休符の形、名前、長さについて触れました。

理解できましたでしょうか?

 

自分の理解度を把握し、不明点を残さないようにしていきましょう。

 

次回は「複付点について」解説していきます。
ぜひ、続けて読み進めてみましょう。

複付点音符複付点休符アイキャッチ
<音楽理論初心者向け>音符と休符 その3

こんにちは、楠木あやか(@Kusunoki_ayaka)です。 普段はYouTubeにエレクトーンの演奏動画やオリジナル ...

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楠木あやか

2020年春、サークルに加入しました! 一般企業に勤めながらYouTubeにエレクトーンの演奏動画とオリジナル曲を不定期で投稿しています。

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